■桜吹雪
◆蹴散らされ 車に轢かれ 乱舞する
疾風(はやて)任せに 走り疲れて
2016
■ウコンの桜
■春の心は
◆蕾(つぼみ)めで 酔いて満開 葉桜へ
春の心は のどけからまし
2016
※蕾を愛でるも、満開に酔うのも、そして新緑の葉桜に癒されるのも
日本人はこうも桜に魅了されるんでしょうね! 在原もも?
■小野小町
◆花の色は 移りにけりな いたずらに
わがみ世にふる 眺めせしまに
2017
●ことば
「桜の花の色」=「女性の若さ・美し さ」も暗示
・【うつりにけりな】:花の色が移る=「色あせる・衰える」
「な」は感動の助動詞で、「色あせ衰えてしまったなあ」
・【いたづらに】:「むだに」や「むなしく」
●掛詞
・【世にふる】
「世」:「世代」と「男女の仲」
「ふる」:「降る(雨が降る)」と
「経る(経過する、年を取る)」
・【ながめせしまに】
「眺め」:「物思い」と「長雨」
●倒置法(強調)
・「ながめせしまに ⇔ 我が身世にふる」
●語訳
桜の花の色は、むなしく衰え色あせてしまったなぁ、
春の長雨が降っている間に
ちょうど私の美貌が衰えたように
恋や世間のもろもろのことに思い悩んでるうちに・・
■寒雨
◆満開に 無粋寒ざめ 耐え忍ぶ
短き命と 知って尚こそ
2016
2016
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